ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書の豆知識・失敗談

• 

  ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書

  2018年3月30日 上映 / アメリカ / 116分

  4.1/5.0

  1件

  ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン（メリル・ストリープ）と部下のベン（トム・ハンクス）らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ニクソン大統領が執務室で電話をしているシーンでは、ホワイトハウスのテープからニクソンの実際の声が聞こえてきます。
• 豆知識・トリビア
  スティーブン・スピルバーグは、本作のテーマと当時米国で急増していた政治的な「フェイクニュース」の風潮との類似性を考慮し、できるだけ早く公開することを希望していました。メリル・ストリープによると、撮影は（2017年）5月に始まり7月末に終わり、スピルバーグはその2週間後にカットさせるという、前代未聞の偉業を成し遂げたといいます。脚本からファイナル・カットまでの期間は9カ月と控えめで、すべて2017年の年内でした。
• 豆知識・トリビア
  メリル・ストリープは、これまでスティーブン・スピルバーグ監督と監督兼俳優として共演したことがなかったのですが、スピルバーグ監督が俳優とリハーサルをしないことを知り、驚きました。共演のトム・ハンクスはこの特徴をよく知っていましたが、「歌姫」の反応を期待して、ストリープには伝えないことにしたのです。最初のショックにもかかわらず、メリルとスティーブンは撮影中に非常に仲良くなり、スピルバーグは彼女のキャラクターの変身ぶりに感激し、撮影現場で彼女のすべてのテイクを褒め続けるのを抑えるのが大変だったそうです。
• 豆知識・トリビア
  ペンタゴンペーパーズに関わるシーンでは、ダニエル・エルズバーグのオリジナル文書が小道具として使われました。ベン・ブラッドリーの自宅の床に散乱していたページもそうです。
• 豆知識・トリビア
  本物のダニエル・エルズバーグは回想録で、数か月にわたってペンタゴン・ペーパーズを持ってランド研究所から出て行く（そしてそれを元の場所へ戻す）ことは、セキュリティによってバッグをチェックされたことがなかったので、計算された上でのリスクであったと主張しました。しかし彼はそうする方針ではなかったかどうかは、はっきりわかっていませんでした。