明るいダメおやじでした
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月25日 13時22分
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総合評価:
3.0
主役を演じる堤真一は、仕事を辞めてたいした描けないのに漫画家を夢見てバイトをして生活をしのぐという生活をしています。高校生の娘がいるのに、仕事を辞めて根拠のない自信で漫画家を目指すなんてアホすぎます。しかも堤真一は心の中でアホであったことを認める自分と葛藤していますが、最終的には楽観的な堤真一が勝ってしまいます。父親も、いい歳した息子に嘆いており、唯一応援しているのは娘だけですが、娘も心の奥底では失望感があることが垣間見れます。こんな中年のおっさんというのは世の中に存在はすると思います。いつまでも現実を見ないで自分は凄い奴だと勘違いをしている人は、周りの目線は一切気にしないか、周囲の受け止め方を好意的と勘違いしていると思います。若い者はこの映画の堤真一を反面教師にして世の中を上手に生きていってほしいです。ダメ親父の堤真一ですが、良い点としては怒鳴る等の暴力性がない点くらいです。山田孝之は、影のある役柄でしたがイメージに合っていたように思えます。