あこがれの透明人間だ
2021年1月23日 16時18分
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総合評価:
3.0
あなたは透明人間になったら何をしますか?そんな質問に対してベタなほど見せてくれる。そういった映画だと思います。その辺りは見ればわかるのでここでは割愛します。
ただひたすらにラリホーしている映画なのかと言われるとそうでもなく、割りとグロテスクなシーンも多いです。特に動物のシーンなんかはちょっとなぁ…という気がします。そして主人公のケイン(ケヴィン・ベーコン)の人格が透明人間になってもう元には戻らないと悟った時からどんどん壊れていきます。アポロ13とか他の作品では割とクールな役が多い彼ですが、ここでは人格崩壊していくのでベーコンファンなら見て損はないでしょう。
何といっても透明化していくケインは昔理科室にあった人体標本人形を彷彿とさせてしまいました。でもこの映画ホラーなのかサスペンスなのか何とも言えないB級感があって、これはこれでいいのかもしれません。
ドキドキというよりも最後は一体どうなるのかが気になります。やはり見せ場は時限冷凍庫と化したあの部屋から絶望的と言える状況の中で、な~るほどねぇ!と妙に感心しながら見終わりました。