子供も大人も楽しめるファンタジー作
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月3日 16時54分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
動物たちと会話ができる名獣医「ドクター・ドリトル」。愛する人の死をきっかけに心を閉ざしてしまった彼のもとに、女王の危篤の知らせが来る。
女王を救うため、唯一の救いである伝説の果実を求めていつもの仲間(もちろん動物)と勝手についてきてしまった人間の少年と大航海へ旅立つ。しかし、様々な試練が待ち受けていた。
原作はアメリカ発の児童文学シリーズの「ドリトル先生」。
児童文学原作らしい夢あふれた作品だった。
動物と会話ができるという設定が、本当に動物の言葉を使った会話だとは思っていなかったので衝撃的だった。
様々な動物の鳴き声で会話するドリトル先生はとにかく面白く、それでいて本当に会話できているように見えるのがすごかった。
動物たちをとても個性的に描いているのも魅力の一つ。
ありえない設定なのに、それを支えているドリトル先生。そのドリトル先生を支えているのもその動物たちでその種族を超えた信頼関係がすごく好き。
そこに徐々に解けこんでいく少年も、とてもよい演技だったと思う。
字幕でご本人たちの演技を楽しむのもいいが、この作品は吹替キャストも豪華で素晴らしい演技を見せてくれているので、そちらもおすすめだ。
ちなみにこの作品は、本作の主演である「ロバート・ダウニー・Jr」さんの担当声優としても知られている日本の声優「藤原啓治」さんの遺作である。(2020年4月に亡くなっている)
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