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「無駄なシーンが多く、蛇足のような映画」 スター・ウォーズ/最後のジェダイ strさんの映画レビュー

スター・ウォーズ/最後のジェダイ STAR WARS: THE LAST JEDI

無駄なシーンが多く、蛇足のような映画

このレビューにはネタバレが含まれています

str
2021年1月19日 14時15分 役立ち度:0人
総合評価: 2.0
スター・ウォーズシリーズにおける汚点
最初の戦闘シーンは、展開にちょっと無理があるが、割と迫力もあって割と気に入っている(レイア姫のシーンはちょっと笑ってしまったが)。しかし、それ以外の部分で非常に欠点の多い映画。大まかな話としては、敗走する味方の艦隊を敵が追いかけ、いずれは皆やられてしまうのでどうにかするというものである。が、しかしこの追いかけっこが非常に冗長で間の抜けたシーンで緊迫感がない。フィンたちがその状況を打開すべく行動するも、味方の救出に一切寄与することなく無駄なまま終わり、見てる側の徒労感がすごい。
さらに味方側の提督がハイパースペース・ジャンプを使った特攻で敵を倒すことで、フィンたちのやったことがただの無意味な行動だったことを後押しする。おまけに、ハイパースペース・ジャンプを使った特攻なんてことができてしまうんだったら、今までのエピソード1や4や6でもこの戦法を使えたはずで、しかもそれを使えば最小限の犠牲で敵を倒せたはず、考えれば考えるほど今までのスター・ウォーズのストーリーそのものに疑問を感じさせてしまう展開だった。
裏ではレイがルークからジェダイとしての訓練を受けるが、当たり障りのない感じのまま終わる。
最後の展開も納得がいかない。ルークは自分が原因の一部でダークサイドに堕ちてしまった(原因も本作中で語られる)甥であるカイロ・レンをリモートでおちょくるだけで一人で勝手に消えてしまうというのはあまりにもひどい。しかもカイロ・レンの方は必死に命がけで戦っているのにこの仕打ちでは敵側なのにあまりに哀れで同情してしまう。かつての英雄ルーク・スカイウォーカーになぜこんなことをさせたのかと思うとなんだかやりきれない。
今からでも、この作品をなかったことにしてほしいぐらいだ。ストーリーや配役は低い評価を与えざるを得ないが、映像と音楽に関しては一級品ではある。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・笑える
  • ・不思議
  • ・かっこいい
  • ・ファンタジー
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