個々の演技が素晴らしかったです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月9日 16時10分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
藤原竜也と子役の鈴木梨央や石田ゆり子の演技が光っていました。主人公の藤沼悟が一貫して、正義感を持って一生懸命に事件を解決して行こうとする姿勢がカッコいいです。また、悟の母親役の石田ゆり子の北海道弁でしゃべるシーンは、味がありとても気に入っています。そしてこの作品の事件の中心人物である及川光博も冷ややかな演技が凄かったです。
ストーリーは、主人公が何度も繰り返し過去に戻れ、起ころうとする事件を未然に防ぐことで、次々と未来が変わっていくところに複雑さを感じて、次はどう変化するのだろうと魅了されて行きました。過去で辛い日々を送っていた人が救われたり、まさかの母親の殺害が起こってもそれもなかった事にできる能力は素晴らしいと思え、それならば今に至るまで続いている犯人もなんとかできるものと期待して観ていましたが、最後の結末には驚いてしまい、残念で仕方ありませんでした。
悟の大きな能力に対する「時間」からの代償だったのでしょうか。