役者が魅力的
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年3月1日 05時49分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
色々な映画を見ているとタイラーの正体に大して驚きはないでしょうね。主人公のもうひとつの人格だったというのはよくある話です。
しかし、この映画の演出はとても斬新で、今見ても公開されたのは90年代なのにスタイリッシュで新鮮に感じます。ラストのあの演出なんか前フリ含めてよく出来ています。
タイラーを演じるブラピの格好良さ。タイラーという男の理想ともいえる魅力的なキャラを見事に演じきっています。
そして、なんといってもエドワード・ノートン。たまに見え隠れする狂気にゾクッとしました。
物語の見所としては、男同士で殴りあうだけだったファイトクラブがいつしかカルト宗教団体のようになり、段々と暴走していくところですかね。そして、タイラーの正体に気付いた主人公がどうにか抗おうとする場面はハラハラします。
あと、ヒロインのマーラはとても個性的で良いキャラしています。主人公が彼女にようやく向き合うことができたラストシーンは必見です。
この映画は大人よりも高校生くらいの子たちのほうが見ると凄く共感できると思います。