サイコパスな表情に目が離せないです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月26日 18時46分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
路地裏の一角にひっそりと営むある居酒屋、その店の名は「銭形」。店主は銭形兄弟の富男と静香。表向きは居酒屋、だが深夜0時になると闇金「ゼニガタ」に変わる。
大谷亮平さん演じる富男は冷静で落ち着きがあり、なにがあっても動じない雰囲気が印象的でした。一瞬、おとなしい男性に見えますが、そうではないという感じもギャップがあり、面白い人物だと思いました。
小林且弥さん演じる静香はサイコパスでなにを考えているのかわからないくらいの不気味な笑い方をしていて、タラタラしてるかと思ったつぎの瞬間には殺気に満ちているようなひとつひとつの行動でたまらなくハラハラドキドキさせますが、この映画の中で私が一番印象に残ったのは静香の過去です。静香は子どもの頃に母親から虐待されていたという衝撃的な過去です。
静香がサイコパスで過激な人物になった理由も納得がいきました。数々の悪役を演じてきた小林さんだからこそ表現できる特別な人物静香なのではないでしょうか。
本当の正義とは悪とはなんなのか、考えさせられる衝撃作です。
イメージワード
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