この映画ではイアン・フレミングの原作タイトルは使われていないので、未使用の原作タイトルは4つしか残っていません。"The Property of a Lady", "The Hildebrand Rarity", "Risico", そして "007 in New York" ("Agent 007 in New York") です。「ヒルデブランド」という言葉は、本作で閉鎖された「レアリティ」ショップと金庫の名前に登場します。
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド役での4度目の出演。この映画の公開前後に、クレイグが5作目をやるのではないかという憶測が流れました。クレイグさんがジェームズ・ボンド役で4度目に出演したことは、ピアース・ブロスナンさんがボンド映画シリーズに何度も出演していることと関係があります。ボンド映画では、7回のロジャー・ムーア、6回のショーン・コネリーに次いで3番目に多く登場しています。非公式のボンド映画『ネバー・セイ・ネバー・アゲイン (Never Say Never Again) 』 (1983年) を含めると、ムーアと同じです。