ブラック・クランズマンの豆知識・失敗談

• 

  ブラック・クランズマン

  2019年3月22日 上映 / アメリカ / 135分

  3.9/5.0

  4件

  アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  この映画にはThe Birth of a Nation (1915) のビデオクリップが含まれています。スパイク・リー氏はNYU映画学校の学生だった時、教授たちが人種差別的なメッセージや20世紀のKKK再生における役割について何も言及せずにこの映画を教えたことに激怒し、返答としてThe Answer (1980) を作成しました。多くの教授たちが激しく反発し、リー教授は追放されるところでしたが、彼は最終的に教員投票によって救わました。その後映画界で成功を収め、ニューヨーク大学映画学科教授、大学院映画学科芸術監督になりました。
• 豆知識・トリビア
  ロン・ストールワースはもともとデンゼル・ワシントンに彼を演じさせたいと思っていたが、彼の本当の息子がその役割を演じることをしり驚きました。
• 豆知識・トリビア
  俳優のトファー・グレースはインディワイアのインタビューにて、デイビッド・デュークを演じることは、とても憂鬱だったと言いました。彼はカタルシスを得るため、『ホビット』を基に各2時間の映画として作られた、ピーター・ジャクソンの三部作を編集するプロジェクトを引き受けたそうです。
• 豆知識・トリビア
  大方の予想に反し本物のロン・ストールワースは電話で白人の訛りは使いませんでした。
  皮肉にも彼は本当の声を使わなければならなかったのです。すなわちもし彼が本性をだしてしまっていたら彼らは捕まえていたでしょう。
  白人の同僚がそれはうまくいかないと言ったとき、彼は自分の声が彼らの声と何が違うのかと尋ねましたが、彼らは答えませんでした。
• 豆知識・トリビア
  編集者のバリー・アレクサンダー・ブラウンによると、この映画には業界では珍しくカットされたシーンがなかったといいます。
• 豆知識・トリビア
  プロデューサーのジョーダン・ピールがスパイク・リーに「黒人がクー・クラックス・クランに潜入」と提案したとき、リーは最初、デイブ・チャペルのネタに使えるかもしれないと思いましたが、ピールはこの話が本物だと断言しました。リーにとって、この話は無視できないほど突飛なものでした。彼はコメディ要素を盛り込むこと、現代の人種問題との類似性を描くこと、などを条件にしました。

失敗談・うっかりミス

• 失敗談・うっかりミス
  「組織」の本当の目的を隠したいのであれば、「クー・クラックス・クラン」という名前の新聞広告を見せることの説明がつきません。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  デービッド・デュークはロン・ストールワースが黒人であることを、マイアミ・ヘラルドの記者が彼の言い分を言う2006年まで知りませんでした。
• 豆知識・トリビア
  本物のロン・ストールワースは、この調査が公表されなかったことの最大の後悔のひとつは、もし公表されていたら、デビッド・デュークは黒人に騙されたと馬鹿にされ、政治家としてのキャリアを続けられなかったかもしれないと主張しています。