アシタカに憧れ、人を学んだ1作!
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月14日 23時09分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
この作品を初めて見たとき、子どもながらにアシタカに強く惹かれました!
本当にかっこよく、勇敢で、謙虚で、なによりも立場の違う人だけではなく、森や自然、
人間以外の生き物たちへの「優しさ」と「平等」を感じた作品でした!
また立場の違う人たちの中で、揺れ動き葛藤するアシタカがなによりも
誇らしく、心打たれました!! そしてそこに一生懸命、忠実に、健気に、アシタカについていく
ヤックルにもここ奪われます。
そして山犬の姫であるサンとの関係もプラトニックながらドキドキする作品です。
ジブリならではの個性的で魅力あるキャラクターも深みとコクを増しています。
さらに外せないのは、美しい自然。どこか暖かく古い、日本の素敵な情景が描かれ
その世界を彩り包み込む楽曲の素晴らしさにはもはや言葉が出ません。
当時サントラを借りて、カセットテープに入れて、
いつどこでもウォークマンで聴いていたあの頃と変わらず今でも大好きな曲ばかりです。
僕自身のお手本であり、自然や周りの命に対して、分け隔てなく思いやり、
畏敬の念を忘れないその姿は「生き方」を変えた、そんな作品です。