日本屈指の名作!自然と人間の調和
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月26日 15時47分
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総合評価:
5.0
日本アニメ映画の中でも屈指の名作と名高い本作ですが、まさにその通りだと思います。感銘を受けたポイントは主に2つあります。
まず一つ目が「アシタカの勇敢さ」です。
タタリ神に勇敢に立ち向かい、たたらばでも積極的に村事情に介入し、部外者ではなく「今ここでどのように立ち振る舞うべきか」を常に考えながら行動しています。その姿はまさに主人公に相応しく、自立していて美しいと感じました。男の中の男です。
そして二つ目が「自然と人間の調和」という点です。
宮崎作品は基本的に「自然と人間の対立」を描いていおり「自然を破壊する人間の愚かさ」基調にあるイメージが強いのですが、本作でもその構図は継承されています。その中でも「サン」のポジションはかなり重要です。なぜなら、サンは人間でありながら、自然の味方だからです。彼女が両者の仲介役、調和の象徴として機能することで、自然と人間は互いに迷惑をかけるかもしれないが、お互い協力していこうというメッセージになっているのではないかと感じます。
構想的にも、音楽的にも、本当に素晴らしい作品だと思います!
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