プラットフォームの豆知識・失敗談

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  プラットフォーム

  2021年1月29日 上映 / スペイン / 94分

  3.4/5.0

  1件

  中央に四角い穴の空いた謎の部屋で目を覚ましたゴレン。そこは塔の「48階層」であり、上下には無数の階層が続いていた。ゴレンは、同じ階層に暮らす老人トリマカシからここでのルールを聞かされる。それは、階層は1か月ごとに入れ変わること、食事が取れるのはプラットフォームと呼ばれる台座で上の階層から順番に降りてくる残飯が自分の階層にある間だけというものだった。1か月後、ゴレンは「171」階層のベッドに縛り付けられた状態で目を覚ます。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  「ヴァーティカル・セルフ・マネジメント・センター」は社会を喩えています。必要以上のコストを掛け、すべて最高のものが揃えられた最上階がある一方で、最下層では何もなく苦しまなければなりません。これは第一世界の社会や国と第三世界の関係性と合致します。同時に、資本家や社会主義者がいるケースを示しています。どちらのケースでも、大きな力を持つものが、欲しい物を手に入れてしまうのです。
• 豆知識・トリビア
  トリンガシとゴレンは、英語のobviouslyを意味するobvioを作中で26回も言っています。
• 豆知識・トリビア
  ほとんどのビルの階数は、下から上へと番号が付けられていますが、刑務所はその全く逆で、レベル1が一番上にあり、ダンテのインフェルノに出てくる地獄の輪と同じ番号体系になっています。このサークルの住人は、地上での欲望と食欲を抑え、高層階の囚人と同じように、他人の犠牲の上に自分の欲望を押し付けるのです。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  333の階層があり、各階層に2人の囚人がいるので、総囚人数は666人となります。つまり、刑務所は地獄そのものということになります
• 豆知識・トリビア
  映画では、階層ごとに6メートル（約20フィート）の高さになっています。映画の最後にピットには333の階層があることが明らかにされているので、深さは1,998メートル（6,660フィート）です。階層0と階層333（約3レベルの高さの黒のスペース）の後の最終的な地下室を含めると、ピットは2,022メートル（6,740フィート）の深さです。
• 豆知識・トリビア
  最上階は333階です。数秘術によると、333は叶えられた願い、守護天使、すなわちアセンデッドマスター（天界にいる、高尚な魂を持つ人達）からのメッセージ、を意味します。
• 豆知識・トリビア
  ガルデル・ガステル-ウルティアによると、バスタブに裸で座っている2人の囚人は、脚本家のデビッド・デソラとペドロ・リベロであるそうです。
• 豆知識・トリビア
  主人公はゴレンという名前で、ゴレンはインドネシア語／マレー語で「揚げる」を意味し、彼がどこにいるのか、地獄にいるのか、さらなるヒントを与えてくれます。
• 豆知識・トリビア
  最終レベルは、悪魔の数字666の半分の333。
• 豆知識・トリビア
  ゴーレンはある意味キリストのような存在で、最後に出てくるミハルの子どもは（「メッセージ」として）聖霊です。