グリーンブックの豆知識・失敗談

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グリーンブック
2019年3月1日上映 / アメリカ / 130分

4.3/5.0

10件

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
撮影の前に、ヴィゴ・モーテンセンはニック・ヴァレロンガの家族に会うため、6時間以上に及ぶ夕食に招待された。彼は「あやうく死ぬとこだった。まだ体重が増えていなかったし、胃も広がっていなかった…それはほとんど致命的だった。」家族は、ヴィゴは出された食べ物が嫌いで、おかわりを断っていると思い、ヴィゴは残さず食べるように強いられてると感じた。しかしヴィゴが一皿食べ終わるたび、彼らは次の料理を持ってきた。「さよならを言い、一緒に写真を撮った。レンタカーに足を踏み入れて、大きなリアクションで「ああ、マンハッタンに車で帰っている！」と叫んだ。そして角を曲がり車を停め、座席を後ろに傾け、ベルトを外して1時間そこに横たわった。」
豆知識・トリビア
映画公開時シャーリー一家はトニーとドクは友達ではなく、「雇用主と従業員の関係」だったと述べた。しかし「私は暗黙のうちに彼を信頼した…つまり...私のドライバー（トニー）であるだけでなく、雇用主と従業員の関係はなかった。そんなクソの時間はない。私の命はこの男の手の中にある！...だからお互いに優しくなければならない。」と話すドン・シャーリーのインタビューの音声録音が2019年1月発見された。
豆知識・トリビア
ピザのシーンは現実生活から取り込まれたものです。ニック・ヴェレロンガは、トニー・リップはホールの切られていないピザを注文し、それを折り、食べていたものだったと言及していました。その逸話を聞いて、ヴィゴ・モーテンセンがそれを映画に取り入れようと主張しました。ピーター・ファレリーはもう十分におかしな食べているシーンはあるからと最初は反対しましたが、最終的にはやってみることに賛成しました。クルーがその話に爆笑したので、彼はそのシーンに取り入れることに賛成したのです。
豆知識・トリビア
現実のトニー・リップスは『ザ・ソプラノ』(1999年)でカーマイン・ルパータッチを演じたことで有名で、他にもいくつかのマーティン・スコセッシ作品に出演しています。
豆知識・トリビア
ヴィゴ・モーテンセンは、ニック・ヴァレロンガの実在の親戚の一人であるルイ・ヴェネレが、家族の食事のシーンでは、シーンのつながりの問題を起こしたことを明かしました。彼は、監督がカットと叫んだ後も料理を食べ続け、「小道具がなんだ？これはいい魚だ！」と言っていました。
豆知識・トリビア
ニック・ヴァレロンガは、俳優たちが演じる両親の姿があまりにも鮮烈だったため、撮影中の多くの時間を涙で過ごしたと言います。「リンダ・カーデリーニは、見ていられないほどだった。彼女を見ていると気が狂いそうになるんだ」。
豆知識・トリビア
タイトルと主題は、"The Negro Motorist Green Book"、別名 "The Negro Travelers' Green Book "を参考にしています。1936年から1966年にかけて発行されたこのガイドは、アフリカ系アメリカ人の旅行者が、自分たちに合った宿泊施設やレストラン、その他のビジネスを見つけるのに役立ちました。最終的には、北米のほとんどの地域とバミューダ、カリブ海をカバーしていました。
豆知識・トリビア
この映画は、撮影場所にたむろしていた鳥、「ラリー・ザ・クロウ」に捧げられています。車に轢かれた後、ヴィゴ・モーテンセンが世話をしていた鳥です。
豆知識・トリビア
ヴィゴ・モーテンセンは、ゴーマンズのシーンでホットドッグを実際に食べました。制作スタッフは、撮影の合間に噛み砕いたものを吐き出すためのバケツを用意しましたが、彼はホットドッグを飲み込む方が魅力的だと感じ、結局、15個も食べてしまったといいます。
豆知識・トリビア
ヴィゴ・モーテンセンの提案により、この映画にはオープニングクレジットもタイトルカードもありません。これにより、視聴者はアクションに没頭し、映画を見ていることを忘れてしまうほどです。
豆知識・トリビア
ヴァッレロンガ家のシーンでは、トニーとドロレスの実際の家族が親戚のほとんどを演じています。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
映画の舞台は60年代前半です。あるシーンでは、トニーとドンがケンタッキーフライドチキンを食べるシーンがありますが、1972年までケンタッキーフライドチキンはありませんでした。
失敗談・うっかりミス
トニーは、旅行中にラジオで流れる音楽の黒人ミュージシャンの何人かをドンが知らないことを批判します。アーティストの1人はアレサ・フランクリンです。トピ主は、1962年の秋までにアレサのチャートヒットは6回しかなく、いずれも37位を超えなかったため、トニーがアレサフランクリンを知っているかどうかを疑っていました。1960年代初頭に彼女はコロムビアレコードと契約しました。私達の知る現在のアレサはソウルシンガーですが、レーベルはアレサのゴスペルのルーツを認識できず、彼女を売り込む方法を知りませんでした。彼女の初期の曲はポップ／ジャズであり、今日知られるようなソウルミュージックではありませんでした。初期の曲はビルボードホット 100でヒットしていませんでしたが、リズムアンドブルースチャートではトップ10に入っていました。トニーの黒人音楽への愛情を考えると、彼女に精通していたことは信じられないことではありません。