一番の見所はやはり演奏シーン
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月4日 11時29分
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総合評価:
4.0
笑いあり、涙あり、感動あり。
個人的にとても好きな映画なので、観るのはこれで4回目です。今回は音楽好きの子供達にも是非この感動を味わって欲しくて一緒に鑑賞。
他のレビューでも書かれていますが、まさに『リトルダンサー』と同じ時代、同じ舞台設定なのかな?画や色彩に、似たような空気感が漂っています。
当時の寂れた炭鉱町の暗さを背景に、やや切ない余韻を残すサクセスストーリー。人間ドラマもしっかり織り交ぜられ、実話ベースであることもこの映画をより深みのあるものにしています。
地味なおじさん、おばさんメインの登場人物の中、主要キャストの一人にユアン・マクレガーを置くことで、話題性と華やかさが添えられているような気がします。
何度も観てしまう一番の理由は、やはり誰でも知っている名曲ばかりが登場する演奏シーン。
余命いくばくも無いピート・ポスルスウェイト演じるダニーへ捧げる『ダニーボーイ』。ここは泣かせにかかっているな、と気づきながらも毎回ついつい涙してしまいます。
そして、アルバートホールでの演奏シーン。あんなに臨場感たっぷり、エキサイティングな『ウィリアム・テル序曲』は他にありません。パワフルな指揮に応えるように、演奏者たちも全身全霊で素晴らしいパフォーマンスを繰り広げます。
そして最後は、なんとも言えぬ切なさと余韻を残す『威風堂々』。
間もなく命が尽きてしまう身でありながら、生涯を捧げたグライムソープ・コリアリー・バンドの偉業に満足そうなダニーの表情がアップになり幕を閉じます。
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