帰りにカラオケに寄りたくなる映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月16日 23時56分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
お馴染みの久米田節を亜細亜堂が手がける美麗な作画で味わえる映画です。上映時間も一時間半程度なので手軽に楽しめるかと思います。
基本的にはアニメで放送された話の総集編です。そこにお母さんのエピソードが少しだけ足されています。
場面の切り取り方が唐突で、状況説明を省いているところが多々あるので、たまにどうしてキャラがそのシーンの状況に置かれているのか分からなくなる時がありました。
ただ私がアニメ版を見たのは劇場版を見に行く一年前でしたので、中途半端な知識が残っていて逆に混乱してしまったのかもしれません。
少しだけ引っかかるところもありましたが、姫ちゃんが原稿を取りに走るところでは一緒に号泣してしまいました。
そして最後のシーンで家族の思い出の絵に色が戻り、姫ちゃんが美術部でキャンバスに向き合っていたのはこの為だったのか、と感動して再び涙腺が潤みました。
さらに、その直後に放たれた姫ちゃんのセリフと大音量で流れる「君は天然色」で決壊しました。
あの何秒かの為にお金を払って劇場に行ったと言っても過言ではないかもしれません。
アニメ版のかくしごとが「父子」の物語ならば、劇場版のかくしごとは「家族」の物語です。
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