かなり不器用な大人の恋愛模様
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月8日 14時57分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
売れっ子小説家だけれども、かなりの潔癖症で性格は偏屈という主人公・メルヴィンを、ジャック・ニコルソンが味わい深い演技で魅了してくれました。
登場人物は主にメルヴィンと、行きつけのレストランのウエイトレスのキャロルとその息子、メルヴィンの隣に住むゲイのサイモンなどです。
メルヴィンの態度は最初はとても嫌な人物にうつっていました。対するキャロルはさっぱりとした性格で、誰とでも同じように接する所が好感を持てました。
また、たまたま隣人の小犬を預かる事になったメルヴィンは、段々と仲良くなっていくのに出てくる言葉は「お前の事はキライだぞ~」と笑顔なのが、素直じゃない性格が良く出ていて面白かったです。
でも中盤からは、メルヴィンがキャロルの息子に医者を付けてあげたり、徐々に近しい人間にも優しさを見せだし、彼にとって大きな変化が現れて行くのが楽しく観れました。
メルヴィンは相変わらず口は悪いので、そこが一番誤解を招く要因になっていますが、そんな彼の良い所を理解できるキャロルとの可愛いエンディングも良かったです。