皮膚を売った男の豆知識・失敗談

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  皮膚を売った男

  2021年11月12日 上映 / チュニジア / 104分

  3.8/5.0

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  難民の男性サム(ヤヤ・マヘイニ)は、偶然出会った現代アートの巨匠から意外なオファーを持ちかけられる。それは大金と自由を手に入れる代わりに、背中にタトゥーを施し彼自身がアート作品になるというものだった。展覧会の度に世界を行き来できると考えた彼は、国境を越え離れ離れになっていた恋人に会うためオファーを受ける。アート作品として美術館に展示され、高額で取引される身となったサムは、やがて精神に異常をきたし始める。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  カウテール・ベン・ハニアは、2012年にパリのルーヴル美術館を訪れた際、ベルギーのアーティスト、ウィム・デルボアの回顧展を見ていました。そこで彼女が目にしたのは、ナポレオン3世のアパルトマンに展示されていた、デルボアの「Tim」（2006 - 08）でした。この作品では、シャツを脱いで肘掛け椅子に座っているティム・スタイナーの背中に、デルヴォワのデザインを示すタトゥーが彫られていました。この作品はドイツのアートコレクターに売却され、ティムは毎年、トップレスでじっとしている状態で一定時間ギャラリーにいることを契約で義務付けられています。デルボアは映画の中で保険屋として登場します。
• 豆知識・トリビア
  英語のタイトルは『The Man who sold his skin』(皮膚を売った男)ですが、アラビア語版では「背中を売った男」と訳されていました。
• 豆知識・トリビア
  『皮膚を売った男』は第93回アカデミー賞の最優秀国際長編映画賞にノミネートされました。

失敗談・うっかりミス

• 失敗談・うっかりミス
  カメラがアリの後ろを通り過ぎて移動しているとき(67分頃)彼の背中ににきびが見えます。 次のシーンでジェフリーがソラヤと対峙しているとき、にきびは背中のもっと高い位置にずれています。