本作は「ゴーストバスターズ」のメリッサ・マッカーシーと「ドリーム」のオクタビア・スペンサーが,夢の共演を成し遂げたコメディタッチのアクション映画です。「ミスクリアン」と呼ばれる、超能力をもつ悪者たちが街ではびこる世界が舞台になっています。
科学者エミリーは、ミスクリアンによって幼いときに両親を殺された過去を抱えていて、超能力を普通の人間にも身に付けられるようになる研究していて、ついに可能にさせます。そんな中、高校時代にケンカが原因で別れた親友リディアと再会し、あることがきっかけで二人とも研究していた超能力を身に付けてしまいます。そして二人の、街の平和をかけた「ミスクリアン」と壮絶な!?戦いが始まります。
まず本作品はコメディなので、随所に笑いのネタが散りばめられていて、従来の正義のヒーロー、ヒロインのイメージからは、かけ離れているメリッサとオクタビア二人のぽっちゃりコンビの容姿から笑いを誘われます。全体的にメリッサコメディショーとも呼べるような感じで、メリッサのシーンにフォーカスされている印象です。
映像はとても綺麗なので、二人のアクションシーンなどコメディとはいえ、なかなか見応えありです。個人的にはもう少しストーリーに深みがあるといいなと感じましたが、主人公二人のやり取りなども面白いし、あまり考えすぎずに観れば十分に楽しめる作品だと思います。