キャッシュトラックの豆知識・失敗談

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キャッシュトラック
2021年10月8日上映 / アメリカ / 118分

3.5/5.0

1件

現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社でキャッシュトラック(現金輸送車)の警備員として雇われた“H”ことパトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)。彼は選び抜かれた猛者たちの中では地味な存在だったが、強盗に襲われた際に驚異的な戦闘スキルを見せる。その後再び強盗に遭遇した際には、Hの顔を見た襲撃犯たちが金も奪わずに逃げだす。同僚たちが彼の素性をいぶかしむ中、大金が集まる機会を狙った強奪計画が進んでいた。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督は、『ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ』（1998年）、『スナッチ』（2000年）、『リボルバー』に続く4度目のコラボレーションとなります。
豆知識・トリビア
ジャン・デュジャルダンが主演したフランスのスリラー映画『ブルー・レクイエム』（2004年）の英語版リメイク。リッチー監督にとっては、『スウェプト・アウェイ』（2002年）、『アラジン』（2019年）に続く3度目のリメイクとなります。
豆知識・トリビア
『リボルバー』（2005年）に続き、ガイ・リッチー監督が主にアメリカを舞台にした2作目の作品です。
豆知識・トリビア
フォルティコ社をはじめとする内装の大部分はイギリスで撮影されています。
豆知識・トリビア
本作の製作初期には、サンドラ・ブロックが主演に決まっていました。
豆知識・トリビア
映画の結末で、ジェイソン・ステイサムが乗っている自動車のナンバープレートには、"211 PCE "と書かれています。強盗のポリスコードは211です。
豆知識・トリビア
この映画のティザーポスターは、2021年3月に行われたスタジオのリブランディング後、MGMの新しいプリントロゴ（モノグラムからレオ・ザ・ライオンを引いた形）が初めて使用されています。
豆知識・トリビア
ジェイソン・ステイサムとスコット・イーストウッドは、『ワイルド・スピードICE BREAK』（2017年）で共演したことがあり、今回が2度目の共演となります。
豆知識・トリビア
装甲車会社の撮影場所（635 Mateo st LA）は、アーノルド・シュワルツェネッガーの映画『レッドブル』（1988年）でも警察署として使用されました。
豆知識・トリビア
Hの携帯電話の着信音は、「ニーベルングの指輪」の一部であるオペラ「ワルキューレ」（Die Walküre）から、リヒャルト・ワーグナーの「ワルキューレの騎行」第3幕です。
豆知識・トリビア
2004年に公開されたフランス映画『ブルー・レクイエム』を英語でリメイクした作品。
豆知識・トリビア
本作は当初、2021年1月15日に公開される予定でした。
豆知識・トリビア
俳優のアレッサンドロ・ババロラによると、アメリカの歌手ポスト・マローンがこの映画に出演するとのことです。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
1億5,000万ドル以上を盗むために、彼らは8週間かけて綿密な計画を立てます。100ドル札100枚の重さは22ポンド、1億5000万ドルの重さは3,300ポンド。ジャクソンは、D棟の搬入口から2台のCanAmATVに紙幣を移し、トヨタのプリウスに積み込む様子を描いています。映画で現金を運ぶのに使われたようなダッフルバッグ1つで約36×12×12インチ、5,184立方インチ、100ドル札の束で100万ドル、689立方インチ。1億5000万ドルの100ドル札は10万3,350立方インチなので、何と19個のバッグが必要になります。残りの2人の乗組員、バレットとジャンが装甲車からATVに降ろすのは、最大で9〜10袋、約7千万ドル、1,655ポンドの現金です。現金の量を減らしても、通貨を持ち逃げすることは不可能です。映画で使用されたような最高級のアウトランダーX MR 1000R Can Amには、最大で200ポンドの重量を載せられるリアラックが付いていますが、プリウスの推奨最大積載量は835ポンドです。すべての計画にもかかわらず、彼らはいくつかの基本的な計算をしていません。この機材を使って盗めるのは、せいぜい1,800万ドルです。彼らの計画は、始める前から失敗する運命にあるのです。
失敗談・うっかりミス
映画の終盤、Hはヤンに「肝臓が欲しい」と言ってから、左腹部を撃ちます。しかし肝臓は腹部の右上腹部にあり、左にはありません。
失敗談・うっかりミス
（1時間22分57秒）装甲車のドライバーは、監視カメラにアクセスして止めることができません。
失敗談・うっかりミス
すべての装甲車にはGPS追跡機能がついていて、（1時間22分57秒）認識されていない停止位置はマークされます。逸脱した場合は、ドライバーとすべてのクルーが問題ないことを確認した上で、許可を得なければなりません。このような場合、警察の立ち合いと確認が必要になります。
失敗談・うっかりミス
トムとジャクソンが最後の逃避行を計画しているとき、トムはお金を「銀のプリウス」に積むと言っています。しかしジャンが最後のメンバーとして逃げるときに使ったのは「黒のプリウス」でした。
失敗談・うっかりミス
貨物の価値を考えれば、装甲車会社がこのような不安定なトラックを使うはずがありません。実際、最初の強盗事件では、ドアの中のハッチが簡単に破られていました。また、運転席と貨物室の間に鉄製の隔壁がないこともありえません。ほとんどの装甲車には2人の警備員がいます。1人は車外に出ることのない運転手で、もう1人は貨物室に乗り込んで貴重品を運ぶホッパーと呼ばれる警備員です。
失敗談・うっかりミス
物語の舞台はアメリカですが、Hがビリヤードをしているバーのシーンでは、イギリスのパブにある「フルーツ・マシン」が2台登場します。しかしこれはアメリカの法律では違法であり、イギリス以外では見られません。
失敗談・うっかりミス
弾丸とヤンが装甲車から4輪バイクに金の入った袋を渡すとき、まるで2人しか生き残れない（せいぜい4人）と予言しているかのように2つしかありません。
失敗談・うっかりミス
(1時間23分43秒) バレットが装甲車の中でトランシーバーを使って話しているのが見えますが、装甲車のファラデーケージのような設計ではRF信号が外に出られず、車両の直接配線されたアンテナとマイクを介してしか接続できないので、不可能です。
失敗談・うっかりミス
Hとデイブは長い間、一緒に縛られていました。Hは、バレットが内部の人間であり、おそらく敵であることを誰にも伝えようとはしませんでした。この不作為が、デイブの死、そしておそらく他の数人の死を招いたのでしょう。
失敗談・うっかりミス
装甲車やトラックには透けて見える窓はありません。中からは外が見えますが、外から見ている人には自分の姿が映っているだけです。
失敗談・うっかりミス
武装した強盗は「平台に乗せてくれ」と2回要求していますが、現場には平台のトラックはなく、ピックアップトラックが2台あるだけです。
失敗談・うっかりミス
ウェールズ出身のジェラルド・タイラーがアメリカ訛りで武器屋を演じていますが、11分39秒では "H "という名前をアメリカ英語では絶対に使わない硬い "h "の音（"haitch"）で発音しています。
失敗談・うっかりミス
ビリヤード中にHがジョンのポケットにお金を入れるとき（19分14秒）、彼はジョンと向き合ったまま「あちらで飲んでください」と言っていますが、フラッシュバック（1時間02分16秒）では、ジョンに背を向けてこのセリフを言っています。
失敗談・うっかりミス
Hが銃で撃たれてICUで療養している間、彼の頭が坊主頭なのがわかります。顔の毛は剃っても、頭全体は剃られることはありません。Hはただ禿げているだけの可能性もあります。
失敗談・うっかりミス
102分11秒では、すべてのセキュリティに同じID番号を使用していることがわかります。
失敗談・うっかりミス
装甲車強盗が乗っている黒のキャデラック・エスカレードは、2007年型（リアハッチの左/運転席側にエスカレードのエンブレム）から後期型（リアハッチの右/助手席側にエスカレードのエンブレム）へと何度か変化します。キャデラックが左のエンブレムを採用したのは2007年のエスカレードだけでした。その世代の他の年のエスカレードはすべてエンブレムが右にあります。
失敗談・うっかりミス
作中では、元特殊作戦部隊の兵士が、アフガニスタン出身者をアフガニと呼ぶ場面がいくつかあります。これは間違いです。アフガニスタン出身者はアフガンと呼ぶべきであり、アフガニはアフガニスタンの国家通貨の名前です。アフガニスタン人は、アフガニと呼ばれることを、良くても不適切な使い方、悪くても無知な侮辱だと考えるでしょう。経験豊富な特殊作戦部隊の兵士はそのような間違いはしないでしょう。