フォーリング ５０年間の想い出の豆知識・失敗談

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  フォーリング ５０年間の想い出

  2021年11月12日 上映 / カナダ / 112分

  3.3/5.0

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  パートナーのエリック、養女のモニカとロサンゼルスで生活している、航空機パイロットのジョン(ヴィゴ・モーテンセン)。そんな彼のもとへ、認知症が発覚した父親ウィリス(ランス・ヘンリクセン)が現れる。引退後に住む家を探したいというウィリスに付き添うも、ジョンとウィリスの間には深い溝があった。だが、ジョンは認知症で過去と現在が混濁するウィリスと接するうちに親子の記憶を思い出し、父が自分に向けてくれていた愛情の大きさを知る。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンは、本作で一人三役（俳優、監督、プロデューサー）を演じたことについて、「幸いなことに、俳優のヴィゴはかなり行儀が良かったんです。監督のヴィゴも俳優のヴィゴに対してあまり不親切ではなく、また厳しくもなかったので、彼らはうまくやっていけました...。プロデューサーのヴィゴは、俳優のヴィゴが無償で働いてくれることを気に入っていたし、プロデューサーとしても、監督が無償で働いてくれることを喜んでいたよ。」と述べています。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンの両親は、ともに認知症を患っていました。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンによると、デヴィッド・クローネンバーグの肛門科医のシーンを撮影する際、クローネンバーグは手袋をはめた手をレンズに近づけ続けたそうです。ヴィゴは、それが遠近感によって、手を不自然に大きく見せていることに気付いているかと尋ねたところ、多くのボディホラー映画の監督であるクローネンバーグは、「はい、それは十分に承知しています」と答えました。
• 豆知識・トリビア
  アヒルの死骸と蛇のシーンは、脚本家兼監督のヴィゴ・モーテンセンの少年時代に実際に起きた事件です。彼は『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』（1993年）に何度か出演した際に、この話をしていました。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンはこの映画に出演するつもりはありませんでしたが、彼が主役の一人を演じることを条件に資金調達が行われました。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンは、息子のヘンリー・モーテンセンを脚本の読み合わせに参加させ、彼が本物のニューヨーク北部の訛りを演じられることを知って、小さな役に起用しました。ヘンリーは、1977年に州警察官に似せるために、自ら長い髪を切り、口ひげを生やしました。
• 豆知識・トリビア
  この映画は限られた予算で作られており、ヴィゴ・モーテンセンは無償で働いただけでなく、自分のお金で費用をまかなっていました。「『フォーリング』に出演するつもりはなかったのですが、一度資金調達に失敗し、二度目もうまくいかないと思われたので、俳優として親しまれている顔であれば、投資家が乗り気になるのではないかと考えました。また、このジョン役の俳優、つまり私にはネームバリューがあるので、何の報酬も必要なく、その分、撮影日数を増やすことができると考えたのです。だから、プロデューサーであり、監督であり、脚本家であり、作曲家でもある私は、お金をもらう必要はなかったのです。私がしたことは、支払われる予定だったお金をすぐに映画に戻したことです。うまくいけば、次にやる作品では、実際にいくらかお金をもらえるかもしれません。」
• 豆知識・トリビア
  本作は、ヴィゴ・モーテンセンの監督デビュー作です。
• 豆知識・トリビア
  馬の調教師は、馬にランス・ヘンリクセンの顔を舐めさせられるかどうか自信がありませんでした。しかし、ヴィゴ・モーテンセンは、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』（2002年）で合図で馬に顔をなめてもらった経験から、できると断言しました。
• 豆知識・トリビア
  ランス・ヘンリクセンは、医局のシーンでデビッド・クローネンバーグと共演していることを知りませんでした。数ヶ月後、YouTubeでクローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンの会話を見て初めて気づきました。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンは、友人であり元監督でもあるデビッド・クローネンバーグに肛門科医の役をオファーし、クローネンバーグが「何色の手袋をするか」と尋ねたときに役を引き受けたことを知りました。
• 豆知識・トリビア
  時間と予算の関係で撮り直しはなく、編集室でカットされたのは、プリンシパルフォトグラフィーの短い1シーンだけでした。
• 豆知識・トリビア
  共同制作の条件により、ヴィゴ・モーテンセンはほとんどの役にカナダ人やヨーロッパ人を起用しなければならなりませんでした。彼と彼の息子であるヘンリー・モーテンセンは、デンマークの市民権を持って仕事をしました。
• 豆知識・トリビア
  スペイン語字幕の翻訳は、ヴィゴ・モーテンセンの長年の伴侶であるアリアドナ・ギルの弟、リッキー・ギルが担当しました。
• 豆知識・トリビア
  『ロード・オブ・ザ・リング』（2001年）への敬意を表して、ウィリスの馬の1頭にはBreeという名前が付けられています。
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  ニューヨークの医師を演じるのは、グウェンを演じるハンナ・グロスの実の父親であるポール・グロスです。
• 豆知識・トリビア
  レイクプラシッドオリンピックは、家族のランチシーンで少し触れられてます。ヴィゴ・モーテンセンは通訳として大会に参加し、アイスホッケーのミラクル・オン・アイスの試合にも参加していました。
• 豆知識・トリビア
  ヴィゴ・モーテンセンが大好きなアイスホッケー選手、ガイ・ラフルーがダイナーの壁にかかっている写真に写っていたり、クレジットに感謝の言葉が書かれていたりします。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  アヒル狩りのシーンの台詞は、登場人物たちの運命を予感させるものです。事故を心配したグウェンは、ジョンが固まっていることを指摘します。若き日のジョンは「なまったやつを殴った」と宣言します。グウェンは交通事故で死に、ウィリスはおそらく凍死しています。ジョンはウィリスに殴られます。