ミッドウェイの豆知識・失敗談

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  ミッドウェイ

  2020年9月11日 上映 / アメリカ / 138分

  3.0/5.0

  2件

  山本五十六(豊川悦司)、山口多聞(浅野忠信)、南雲忠一(國村隼)率いる日本軍の艦隊が真珠湾を攻撃する。戦艦エンタープライズの艦長ハルゼー(デニス・クエイド)は、パイロットのディック(エド・スクライン)と彼の隊に日本軍艦隊の追跡を命じた。アメリカ軍のニミッツ最高司令官(ウディ・ハレルソン)とレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)は、次の戦闘に備えるため日本軍の戦略を分析し、やがてミッドウェイで両軍が激突する。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  赤城と加賀の残骸が発見されたのは、本作公開の1ヶ月前のことでした。
• 豆知識・トリビア
  日本の山本海軍大将は真珠湾攻撃に遺憾の意を表明し「眠っている巨人を目覚めさせ、恐ろしい決断をさせてしまった。」との有名な言葉を述べています。 山本は真珠湾攻撃について別の映画「トラ！ トラ！トラ！ 」（1970）および「パール・ハーバー」（2001）（作品中で後半の発言は省略）で似たような発言をしています。 映画の歴史上での根強い引用にもかかわらず、公的には実際の山本五十六提督による言葉ではありません。 彼がはっきりとそう言っているのを聞いた人間は誰もいなかったし、彼の著作の中にそう記述されているものはありません。 実際、山本氏は攻撃後、落ち込んだ状態で部屋に撤退しましたが、日本の外務省が攻撃前にアメリカに宣戦布告していなかったため、山本氏の行動は武力的衝突ではなく、奇襲攻撃となったと伝えられています。
• 豆知識・トリビア
  ベストの肺の異常は、彼の再呼吸装置の熱暴走により苛性ソーダが引き起こされたことが原因で発生しています。再呼吸装置には吐き出された呼吸から二酸化炭素を取り除くフィルターが付いており、これにより吐き出された酸素を再呼吸することができます。この差を埋めるため、酸素を含む別のタンクが追加されています。ベストは若い頃に結核を患ったのですが、それは未発症で、最初の感染時に発生した瘤の中にそれが含まれていました。苛性ソーダの毒素がこの瘤を貫き、結核が開放されてしまいました。彼は後ほど処置され治癒しました。彼の肺は恒常的なダメージを受けていましたが、最終的には治り、健康な状態になりました。
• 豆知識・トリビア
  ミッドウェイの戦いを記念して名付けられたミッドウェイクラスの艦隊、USSミッドウェイは1945年から1992年までと、20世紀で最も長く使われた米航空艦隊でした。2004年からはカリフォルニア州サンディエゴのネービーピアに記念戦艦として置かれていました。2015年時点では、年間に100万人を超える入場者を迎える、アメリカで一番人気の海軍の戦艦博物館です。
• 豆知識・トリビア
  ドーリットル空襲はほとんどダメージを与えることもなく、戦略的に全く重要では有りませんでした。けれども、米軍にとっては士気を大きく上げるものであり、日本軍の士気を吹き飛ばす上では大きな非常に大きな意味が有りました。彼らの故郷は進行不可能だと感じられたからです。この2つの理由が、ミッドウェイ開戦を行うことの本質的な理由を示すことが難しいことの理由の一部でもあります。
• 豆知識・トリビア
  ミッドウェイ開戦の跡を撮るためにジョンフォードを招こうというのは、エドウィン・レイトンのアイディアでした。彼は士気を高めるのに良いと思ったのです。レイトンはチェスター・ニミッツ大将のところに打診しに行き、提督はフォードと彼のカメラマンに機会を与えることに同意しました。最終的にその戦跡は宣伝ドキュメンタリーである『ミッドウェイ海戦』（1942年）として編集されました。この出来栄えにとても満足したフォードは、『ハワイの陰謀』（1952年）でレイトンに大役を与えました。
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  2020年現在までで、ミッドウェイの海戦に確実に参加したことがわかっている唯一生き残った航空機はビューロナンバー2106のダグラス・SBD・ドーントレスです。真珠湾攻撃や1942年初期のダーウィン空襲を超えてきた熟練の機器です。ダニエル・アイバーソン中尉とウォレス・レイド上等兵によって操縦されていた当機は日本軍の艦隊に対しての成功の見込みのない反撃を、命からがらで生き延び、機体に200を超える穴を開け、両利きのクルーも負傷しながら生還しました。「ミッドウェイ」の狂気と名付けられた戦艦は米国に帰還し、訓練用機として使用されました。その後1943年にミシガン湖に墜落し破損しましたが、1994年に修復されました。修復後は、フロリダにあるペンサコーラ海軍航空博物館に展示されいます。

失敗談・うっかりミス

• 失敗談・うっかりミス
  パールハーバーのオフィサーズクラブで、将校と下士官が酒を飲み、踊っているシーン。下士官は将校のゲストでない限り、オフィサーズクラブに入ることはできません。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ブルーノ・ガイドの死を含む行動は、いくつかの例外を除いて、歴史的に正確です。 映画の中で、ガイドは日本人との協力を完全に拒否しました。 日本からの報告によると、実際は、彼とパイロットのフランク・オフラハティはミッドウェイの防衛に関する情報を日本側に提供しましたが、空母については何も言わなかったとのことでした。 ガイドとオフラハティはミッドウェー環礁に行ったことがなかったので、伝えられた情報をすべて作り上げました。 歴史家のステファン・ムーアによれば、日本人将校のシロウ・ヒラヤマは、彼らは処刑されたとき、静かにそして恐れることなく運命を受け入れたと報告しました。
• 豆知識・トリビア
  リチャード・”ディック”・ベストは、潜伏性の結核を治療を無事に受けることができました。2001年に91歳で亡くなりました。
• 豆知識・トリビア
  本作は米国の大将交代が与えた影響についてほとんど言及されていません。日本人は精力的で勢いのあるウィリアム・ハルゼー中将を、米国の空母を率いていく指揮官だと予想しており、アメリカが彼を罠に招き、パシフィックフリートの大規模な最終戦を終わらせるのかもしれないと思っていました。ハルゼーは最後は皮膚病で入試ました。彼の代役のレイモンド・スプルーアンスは、帝国の残党を追いかけるのではなく、日本軍が領土に入ってくるのを待ち、4つの艦隊を沈めた跡に撤退しました。
• 豆知識・トリビア
  エンド・クレジットの前に、本作はフィリピン海の戦いの後日談を描いた作品のティーザー予告が流れます。2022年に公開予定です。