お受験を舞台にした殺人
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年7月28日 20時08分
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総合評価:
4.0
東野圭吾の小説を映画化し、子供のお受験合宿にて殺人が起こる映画です。
小説を読んだことがありますが、遠い昔のことで内容は忘れていたためまっさらな状態で鑑賞できました。
お受験に対して保護者の方はあまりにも子供を第一に考え過ぎていて、ある意味異常ではないかと思いました。お受験に勝っても、このお受験は子供の心の成長を阻害する一因になっているように思えてしまい、考え物だなと感じました。
東野圭吾の話では、ありえないくらい冷徹な女性が度々登場するイメージがありますが、本映画ではそこまで冷徹な女性というのは描画されていなかったです。ただただ子供のお受験への過熱ぶりが異常であるだけでした。
全体的に東野圭吾らしく独特な視点でストーリーが描画されているため、飽きがなく見所が満載てあったかと思いました。しかし殺人犯については伏線からは推測は難しく、唐突な印象を受けました。
お受験に対する警笛とも言える映画で、お受験を考えている方は一度鑑賞することをお勧めします。