年はとってもやっぱりランボーです。
2021年2月21日 16時43分
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総合評価:
3.0
かなり久しぶりのランボーです、今までのランボーシリーズは全部観ていたので、ロッキーシリーズと同様に、ついにきたか、という感じで鑑賞しました。観た感想ですが、率直に言うと、ランボーと思い込んで観たから感情移入できたのではないかなという感じです。映画の内容は、なんと言うか、ランボーの行動に納得いく必然性が感じられないと言うか、勢いだけで進んでいくような、行ってしまえばご都合主義な展開にも感じしてしまいました。
例えば、最初に敵のアジトに、特に下調べもなく、スタスタ乗り込んで行って、思わずやっちまったよみたいな展開は、ただの間抜けな男のようで、どうも、今までのランボーのイメージからは、しっくりきませんでした。
あと、敵にかろうじて生かされる展開なども偶然の運任まかせでで、ランボー故に危機を脱する事ができたとういう、誰もが納得のいく、プロセスになっていない感じがしたのも気になりました。理由づけに、もう少し捻りが欲しい感じです。しかしながら、殺戮シーンは圧巻の一言で、ここはさすがランボーと声が出そうになるほどの大迫力でスリリングに描かれていました。この作品の撮影時のスタローンの年齢から見て、全盛期の時に比べて多少は見劣りするも、変わらず鍛えこまれた肉体であることに一見の価値ありです。
後半にあるボスとの一騎打ちの展開にもいろいろとツッコミどころはありますが、あまり細かいことを気にしないで観れば、ランボーのあの勇姿を観れるので、往年のランボーファンには素直に嬉しいし、観て損はない映画だと思います。