ランボーの生き様に涙...
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月21日 09時46分
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総合評価:
4.0
ランボーシリーズの第5段。
前作『最後の戦場』がシリーズを締めくくる傑作だっただけに、あまり期待していなかったのですが...
そんな憂いは無用の堂々たる骨太アクション作品でした!
多くの方が言っているよう、本作の魅力はやはり過剰なまでのバイオレンス描写です。前作で観客の度肝を抜いた『プライベート・ライアン』よろしく、壮絶な人体破壊描写は本作でも健在。ベトナムでの経験を活かしたゲリラ戦法で、悪党たちを肉ミンチにしていく様は、とにかく爽快で見応えたっぷりでした!そのバリエーション豊かすぎる殺し方の数々に、もはや関心させられてしまいます笑
そして本作はそういった見せ物的な側面を持ちつつも、これまでのランボーシリーズが扱ってきた普遍的なテーマをしっかりと継承し、今一度問い直します。
戦争のトラウマに苦しみ、自身の居場所を探し求める男の孤独と悲哀。しかしそんな暗い過去があろうと、そして再び悲しみに打ちひしがれそうになろうとも、己の正義を貫き、前に進み続ける男ランボー、そしてスタローン自身の生き様に心打たれます。
スタローンは今年で御年74歳。高齢になっても、スクリーンの中で縦横無尽に暴れまわる彼の姿は私達に勇気を与えてくれます。
鑑賞後は凄惨な暴力に虚しさを感じつつも、不思議と熱い気持ちにさせる本作。
ランボーファン、スタローンファンは必見の傑作です!
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
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