ウォーターワールド エクステンデッド・バージョンの豆知識・失敗談

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  ウォーターワールド エクステンデッド・バージョン

  1995年8月5日 上映 / アメリカ / 135分

  2.9/5.0

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  何世紀にもわたる環境破壊の末、地球の温暖化が進み、北極・南極の氷はおろか、シベリアの広大な凍土までが全て溶け、地球に大洪水が起こった。海面は上昇し、地表を覆い、やかて陸地は消えて世界はついに海の底に沈んでしまう。それから数世紀。かつて地球と呼ばれたこの惑星にはわずかな人間だけが残されていた。文明と共に漂流を余儀なくされた彼らは海中から引き上げられた既に消滅した世界の残骸から、巨大な人工の浮遊都市を築いていた。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ケビン・コスナーは1泊4,500ドル、執事、シェフ、そしてプライベートプール付きの海辺の別荘に宿泊していました。対してスタッフ達は最大温度差が50度以上もある断熱処理が施されていない宿泊施設に泊まらなければなりませんでした。この宿泊施設の不平等さがスタッフの反感ややる気の低減に影響を与えました。
• 豆知識・トリビア
  監督のケビン・レイノルズとケビン・コスナーは、この映画をめぐって大げんかをし、その結果、レイノルズが企画から降り、コスナーが監督と編集の監督をすることになったと噂されています。レイノルズ氏は、「ケビン・コスナーは自分が監督した映画だけに出演すればいいんだ。そうすれば、好きな俳優と好きな監督と一緒に仕事ができる」と語っています。
• 豆知識・トリビア
  ケビン・レイノルズ監督が希望した3時間のカットは、ケビン・コスナーとスタジオによって135分の劇場版に大幅に編集し直されました。おそらく、映画の膨れ上がった1億7500万ドルの予算を回収しようとしたのでしょう（コスナーの前作3時間映画『ワイアット・アープ』（1994）は興行的に大失敗していたため）。ABCはその後、40分近い削除シーンを復元した延長テレビ版を放送し、世界観、そこに住む人々、スモーカーズの宗教的信念、原油を精製する能力についてより詳しく説明しました。この追加シーンは、劇場公開版のいくつかの未解決の問題を解決するものでもあります。TVスペシャルということで、このバージョンは暴力や言葉の検閲もされています。この映画の最も完全なバージョンを作ろうと、「ウォーターワールド：ユリシーズカット」（最後の復元シーンにちなんで命名）と呼ばれるファンエディットが後に作られました。これは、いくつかの放送版から編集されたもので、テレビ版の追加映像をすべて含み、以前検閲された部分を復元したものです。予想外の展開として、オリジナルの配給会社はこのファンエディットを公式に認め、他の2つのバージョンとボックスセットでリリースしました。この「ユリシーズ・カット」は、低品質の放送素材ではなく、オリジナル映像で作成されたハイビジョンリマスター版です。
• 豆知識・トリビア
  ケビン・コスナーが個人的に2200万ドルを投じて作った作品です。
• 豆知識・トリビア
  『タイタニック』（1997年）以前に製作された映画では、最も高額な作品となりました。