スカッとジャパンの対極をいく最高の映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月16日 13時02分
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総合評価:
5.0
何度観たか分からないぐらい好きな映画。
七つの大罪という大義名分のもと、連続殺人を繰り返す犯人。
終始陰鬱な雨の映像。それを追う初老と若い刑事2人。美しい妻。
肥満の男が、死ぬまで食わされて、横にはゲロバケツがあったり、別の男には食わせず、死ぬギリギリ骸骨寸前まで生き延びさせつつ、その様子を毎日撮影するなど、字面で見るとどこにもみたくなる要素は無さそうだが、定期的に観たくなる。
なぜか。
絶妙なタイミングで流れてくる激しめの音楽と静けさ、雨の音、赤い文字とグロい映像、クラシックの流れる趣ある図書館、とにかくかっこいいのだ。
考えさせるとかではなく、ぐぉーとアドレナリンが湧いてくるそんな感じ。
でも伏線もしっかり最後に回収する。
もちろん若いブラピも超絶かっこいい。
モーガンフリーマン、あんな上司がいたら最高。
グィネスがこの街が嫌いなの、とつい漏らす気持ち、わかります。
ただうす気味悪いだけの殺人映画はよくあるけれど、こんなドキドキ感絶望感高揚感にまみれてるのはデビットフィンチャー監督だけ。
イメージワード
- ・不気味
- ・恐怖
- ・絶望的
- ・知的
- ・かっこいい
- ・スペクタクル