1917 命をかけた伝令の豆知識・失敗談

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1917 命をかけた伝令
2020年2月14日上映 / アメリカ / 119分

4.2/5.0

12件

第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で対峙(たいじ)する中、イギリス軍兵士のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)に、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)の部隊に作戦の中止を知らせる命令が下される。部隊の行く先には要塞化されたドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
サム・メンデス (監督) とリー・スミス (編集者) は、連続したショット(一度だけ無意識に破られる) にもかかわらず、実際には何十もの「見えない」編集があり、黒を通した変化や物の背後での動きなどに隠されていると述べました。メンデスによると、最短の連続ショットは39秒、最長の連続ショットは8分半だったそうです。
豆知識・トリビア
サム・メンデスの祖父の第一次世界大戦の経験から着想を得た。「アルフレッド・Ｈ・メンデスの自叙伝1897-1991」
豆知識・トリビア
俳優たちは撮影が始まる前のリハーサルに６ヶ月間もの時間がかかりました。
豆知識・トリビア
この映画のために、5,200フィート（約1.58km）以上の塹壕が掘られた（1マイル＝1.6kmに少し足りない）。
豆知識・トリビア
本作の大部分が2019年6月にティーズ川のローフォース（ティーズデイル州）で撮影されました。製作スタッフは、周辺の歩行者に、川に散乱している死体に驚かないよう注意書きを貼り出しました。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
地下の陣地豪にいた二人の兵士からほんの少し離れたところで爆弾が爆発したことで、おそらく永久的に彼らの耳は聞こえなるはずです。しかし、全く影響はなく耳鳴りさえしなかったそうです。
失敗談・うっかりミス
イギリスの医療基地は地上にあって、前線に近すぎました。ドイツ砲兵隊の射程内です。普通、このような大きな野外基地は、前線より何マイルも後ろに設置します。より小さくて、地下にある救護基地が怪我人への応急処置をするのです。それから、彼らはより大きな医療基地へ移動するというわけです。
失敗談・うっかりミス
エコースト・サン・メインからクロワジーユに行くには、ラ・サンセという川を渡る必要があります。この川は細い川で、アラス平野の平坦な土地柄、滝はおろか急流もありません。
失敗談・うっかりミス
スコフィールド伍長は、ある時、急流に流されてしまいます。彼が届けた将軍からのメッセージは水に浸かっていたにもかかわらず、しっかりと読むことができますが、当時のインクでは水に濡れては全く読めなくなってしまうはずです。しかしながらスコフィールドはこの手紙を写真と一緒に金属製の箱に入れており、この箱は水に浸かっていても中身が濡れないように十分な防水性があったのかもしれません。
失敗談・うっかりミス
イギリスのMark II戦車が一瞬だけ登場しますが、映画の舞台は1917年4月6日。この映画の舞台となっている地域で戦車が使用されたのは1917年4月9日です。
失敗談・うっかりミス
敵地を通過するためには夜の暗闇が都合がいいことが暗示されており、映画では月は見えませんが、1917年4月6〜7日は満月の日でした。
失敗談・うっかりミス
インドのシーク教徒は、イギリスの連隊や兵団の階級に個人としてではなく、イギリスのインド軍の一部として、自身の連隊に仕えていたはずです。 1917年までに、インドの歩兵連隊は西部戦線から撤退し、中東に送られました。インド騎兵隊は残りました。
失敗談・うっかりミス
イギリス軍には何人もの黒人兵が登場します。しかし、1917年のイギリス軍には黒人兵士はいませんでした。黒人兵は第一次世界大戦でアフリカ諸国のために戦っただけです。
失敗談・うっかりミス
エンドショットの牧草地の草はほぼ膝の高さで咲いています。これは、ヨーロッパでは4月の初めには不可能です。実際、スコフィールドが川を離れたときから、映画の残りのシーンでは、すべての木と低木が完全に葉で覆われます。この現象は、5月中旬以降まで発生しません。
失敗談・うっかりミス
地下壕の中でエリンモア将軍と会談するとき、スコフィールドもブレイクもヘルメットをかぶったままですが、室内で上官と会うときは、帽子やヘルメットを脱ぐのが伝統的な軍隊のルールです。
失敗談・うっかりミス
ブレイクは「5月にさくらんぼを摘む」と口にします。さくらんぼはイギリスでは通常、早くても6月に収穫されます。