燃ゆる女の肖像の豆知識・失敗談

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  燃ゆる女の肖像

  2020年12月4日 上映 / フランス / 122分

  4.4/5.0

  4件

  18世紀のフランス・ブルターニュ地方。画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は貴族の娘エロイーズ(アデル・エネル)の見合いのため、彼女の肖像画を依頼される。しかし、エロイーズは結婚することを頑なに拒んでいた。マリアンヌは身分を伏せて孤島でエロイーズと過ごし、ひそかに彼女の肖像画にとりかかるが、マリアンヌの目的を知ったエロイーズは絵を見てその出来栄えを否定する。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  セリーヌ・スキマとアデル・ヘネルは元恋人同士です。撮影前に友好的に別れました。
• 豆知識・トリビア
  セリーヌ・シアマによると、この映画に譜面がない理由は、リズムにこだわり、身体やカメラの動きの中で音楽を発生させるためだといいます。特に、この映画はほとんどのシーンが長回しで撮影されているため、正確な振り付けが必要なのだそうです。
• 豆知識・トリビア
  この映画は8Kで撮影されました。セリーヌ・シアマは、35mmでは時代を超越した感じがするのに対し、ダイナミックレンジの色を撮影し、現代的なものにしたいと考えていました。
• 豆知識・トリビア
  マリアンヌの作品はすべて、画家のエレーヌ・デルメアが制作したもので、ノエミー・メルランと綿密に協力して、彼女のキャラクターの視点や目線を描き出しました。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  セリーヌ・スキアンマによると、この映画は平等性に基づいたラブストーリーだといいます。つまり、出会いの前に存在する上下関係や権力・誘惑などに基づいたものではないのです。会話が生みだされて驚かされるような感覚。映画全体は、登場人物たちの関係性において、この感覚が重要なものとなっています。階級関係を超えた使用人ソフィーとの友情。欲望や願望を持つ伯爵夫人の率直な議論。スキアンマは登場人物たちの間に連帯感と誠実さを求めたのです。