PASSING －白い黒人－の豆知識・失敗談

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  PASSING －白い黒人－

  2021年11月10日 上映 / アメリカ / 99分

  3.8/5.0

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  ニューヨークで暮らすアイリーン(テッサ・トンプソン)は、子供のころの友人であるクレア(ルース・ネッガ)と偶然再会する。共に肌の白い二人だったが、クレアは黒人であることを隠して白人男性と結婚していた。一方、黒人として生きるアイリーンは、気乗りしなかったがクレアを夫(アンドレ・ホランド)にも紹介する。クレアがアイリーンの周りの人々と親しくなり、二人の人生が深く交差していくにつれ、アイリーンは自らの在り方を問い直すようになっていく。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  「パッシング」とは、少数民族や抑圧された人種、宗教、民族などのメンバーが、偏見から逃れるために白人（あるいは多数派文化のメンバー）のふりをすることを指す言葉です。本作の脚本・監督を務めたレベッカ・ホールは、女優としての方が有名で、これまでほとんど白人のキャラクターしか演じてきませんでしたが、彼女は一部アフリカ系アメリカ人です。2018年のDeadlineのインタビューでホールは、「私がこの小説に出会ったのは、私個人の家族史の一部と、アメリカ人の母方の白人種の祖父をめぐる謎を創造的に清算しようとしていた時期だった。この映画を作ることは、私がこれまで本当にアクセスできなかったその歴史の探求でもあるのです。」
• 豆知識・トリビア
  レベッカ・ホールは、二人の主人公の配役を決めるにあたり、どちらの役も演じられる二人の俳優を探さなければならなかったと言います。ルース・ネッガもこれに同意し、舞台劇としてやるのであれば、一晩おきに役者を交代させればいいと提案しました。しかし、テサ・トンプソンは反対しました。「私はクレアを演じたいとは思いません。この役のルースが大好きだから、私ならやらないわ」。
• 豆知識・トリビア
  原作はネラ・ラーセンの1929年の同名小説。
• 豆知識・トリビア
  レベッカ・ホールの脚本・監督デビュー作。