すずめの戸締まり
/ Suzume
九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。
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すずめの戸締まりの豆知識・失敗談
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豆知識・トリビア
幼いすずめが母親を失ったのは、2011年の東日本大震災による津波だった。2011年3月11日、最大133フィートの津波が福島の海岸を襲い、最終的に2万人近くが亡くなり、いくつかの海辺の町は完全に破壊され、福島第一原子力発電所の大惨事を引き起こし、数十万人の住民(発電所から半径6マイル圏内の全員)が避難した。幼いすずめが叔母に発見された場所の風景が荒れ地のように見えたのはそのためである。
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豆知識・トリビア
新海誠監督は、村上春樹の短編小説『かえるくん、東京を救う』と長編小説『海辺のカフカ』、そしてアニメ映画『魔女の宅急便』(1989年)を本作のインスピレーションとして挙げている。
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豆知識・トリビア
新海誠監督は「最初は、この物語をすずめともう一人の女の子が旅をする映画にしたかったんです。なぜそのような方向に進もうと思ったかというと、私自身、従来の恋愛物語に少し飽きを感じていたからです。『君の名は。』(2016年)では、ボーイ・ミーツ・ガール的なものは、できることはすべてやったつもりです。そのロマンスの要素は大衆にとても親しみやすいもので、だからこそ多くの観客に響く題材でした。個人的には、それを何度もやってきたので、私は方向転換するつもりでした。私はもっとシスターフッド的な物語に移行したかったのですが、プロデューサーに『あなたはこういうロマンチックな物語に飽きているかもしれないが、観客はそれが好きなんです』と言われたので、変更せざるを得ませんでした。だから、ロマンス寄りになりすぎないように、彼女の主な関心事を椅子にすることにしました。LGBTQへの言及という点では、何か積極的に物語にしようとか、しないとか、意識的に決めているわけではありません。しかし、この映画では、すずめが主人公であることで、それが機能している。でも、彼女が男の子であっても、ノンバイナリーであったりしても、私は成立すると思っています。必ずしも男性・女性ということではなく、人間が何かに打ち勝つという物語です。これからも私の映画では、ジェンダーや性別についての論評をするのではなく、人間の物語に焦点を当てたいと思っています。」と語った。
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すずめの戸締まりの映画情報
公開日: 2022年11月11日 / 上映時間: 121分 / 製作年: 2022年
配給・制作会社: 東宝 / 映倫区分: G (日本)
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