"人生"はチョコレートの箱のようなもの
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月6日 13時37分
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総合評価:
4.0
人生は"チョコレートの箱"のようなもの。初めてこの映画を鑑賞したのは
約2年前のこと。以降、人生で行き詰った時にふと思い浮かぶのが、この映画のキャッチワード。人生何が起こるか分からない、辛いことも嬉しいことも沢山ある中で人々は生きている。
チョコレートの箱も箱を開けてみないと中身が分からないように、人生も
足を一歩踏み出してみないと、何が起こるのか分からない事だらけ。
それが辛いことでも、嬉しいことでも、一歩踏み出すことが大事だと僕はこの映画を通じて学んだ。
この映画は見どころ満載。主人公のフォレスト・ガンプは知的障害の持ち主ではあるが生きていく上でのデメリットを感じさせず、常に一歩踏み出す、挑戦的な姿勢で人生を歩んでいる。走るのが異常に速く、スポーツでも喝采を浴びる存在に。好きになる女性を間違えた感は少しあるが...。その女性の人生と対照的に描かれているのも感慨深い。
ガンプの生き方に感銘を受けた人は多いのでは?と思う。
ガンプの次に印象に残ったのが"ダン中尉"だ。彼はフォレストが戦争に
狩りだされた時の上司にあたる人物。ベトナムへ進軍中、ダン中尉は爆撃に合い、膝より下を失ってしまう。しかも両足。フォレストが救出するも、ダン中尉は兵士として名誉ある死を求め、置いていけ、と指示。まあフォレストは無視するんですけどね...笑
両足を失いながらも一命をとりとめたダン中尉は「生き恥だ」とフォレストを拒絶。
ダン中尉の気持ちも理解できるが、フォレストの”ダン中尉を助けたい”という真っすぐな気持ちが勝っていた。
除隊後、ダン中尉はフォレストと再会。フォレストのまっすぐな生き方を身近で感じ、ダン中尉も前向きに生きていこうと改心。フォレストに影響されたとは言え、己の意志が強いダン中尉も好きだなあ。
まとめると、様々な角度から人生観を感じられる素晴らしい映画。