トリガーとしてはある意味平凡なアニメ映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月17日 21時08分
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総合評価:
3.0
公開中にいい評判を聞いていたので期待してみたが自分には少しばかり期待外れな映画だった。主人公の命の恩人が作品の黒幕なのだが、演技か演出のせいか、序盤で登場してすぐにわかってしまい、展開に意外性を感じることができなかった。
仲間のキャラクターやメカもたくさん出てきて、最初はこれらが大活躍していくのだと思って期待したが、主人公が中盤ぐらいからそれまでの仲間とは別行動をとらざるを得なくなって、相方も当初はライバルだと思っていたキャラにかわってしまい、最初の仲間のキャラクターたちに愛着をもったりするほどの出来事も描かれずに終わってしまい、いまいち魅力を感じられなかった。
演出もトリガー作品で今まで見たことのあるものが多く、これはファンサービスでもあったのかもしれないが、なんだか見慣れた映像としか感じられなかった。
また、映像全体の配色も自分には合わなかった。ビビッドな色合いというか、再度が高め、全体的に画面が白っぽい配色で見難く感じた。
しかし、最後の黒幕との戦いは作画も演出も、セリフ回しも割と気に入っているのでそれなりには楽しめた作品だった。作画も高水準で、総合的には良いところと悪いところの凸凹が合わさって、ある意味平凡な評価に落ち着く映画だと思った。