子供心を思い出す映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月26日 17時44分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
豪華キャストが勢揃いのスピルバーグ作品です。子供の頃に初めて見ましたが、単なる冒険物としか認識していませんでした。しかし大人になってから見ると違った感じ方ができました。
1950年代に公開されたディズニーアニメ「ピーターパン」の続編とも言えるこの作品。ウェンディは老婆になり、フック船長は、アニメではワニに食べられたかと思えば、実は間一髪で助かっていたんです。そして彼はネバーランドを相変わらず牛耳っていました。そこにメスを入れるピーターパン。当初は子供だった頃を思い出すのに必死でしたが、徐々に彼らしさをとり戻していきました。
この物語は、大人になってしまったピーターパンが子供心を徐々に思い出していくストーリーなのですが、大人になってしまった私にも通ずることだと思います。仕事に没頭しすぎて、子供たちに寂しい思いをさせていたこと。ピーターパンだった頃の純粋さを取り戻していく主人公の姿がとても共感を呼びました。