クールでマッドなレクター博士に酔え!
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月20日 15時35分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
とにかく、最高のマッド精神科医ハンニバル・レクター博士に大注目の作品です。クラリスのトラウマの記憶と引き換えに、自らのプロファイリング能力を活かす博士は、礼節に厳しい老紳士という一面と、看守の警棒を奪った挙句、顔色ひとつ変えず叩き殺す恐ろしい面を持ち合わせています。なんと素敵で怖い存在なのでしょうか。こんな人物がいたら土下座してしまいます。
しかしその博士に気に入られてしまったFBI実習生、クラリスは大変な目に合います。明かに頭がおかしい「バッファロー・ビル」を追い詰めるのは彼女です。しかも、おかしい人間が収容されている病棟にひとりで訪れ、定期的にマッド精神科医と会話しなければなりません。FBIの一人前になるのがつらすぎます!
最後まで気が抜けません。とにかく「バッファロー・ビル」が誰なのかというミステリー要素も含め、気が付けばレクター博士が作中の人物を殺していることがあります。最高に怖い映画です。
気が付いたら筋が追えなくなっていた、ということなくスムーズに進みます。ですが、ラストは暗闇での死闘なので若干見づらい可能性があります。目を凝らしてみましょう!
イメージワード
- ・不気味
- ・恐怖
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