トータル・リコール ４Kデジタルリマスターの豆知識・失敗談

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  トータル・リコール ４Kデジタルリマスター

  2020年11月27日 上映 / アメリカ / 113分

  3.9/5.0

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  西暦2084年、地球の植民地となっていた火星では、エネルギー鉱山の採掘を仕切るコーヘイゲンとそれに対抗する反乱分子の小競り合いが続いていた。一方、地球に暮らす肉体労働者のダニエル・クエイドは、毎晩行ったこともない火星の夢を見てうなされていた。夢が気になるクエイドは「火星旅行の記憶を売る」というリコール社のサービスを受けることに。しかし、それをきっかけに今の自分の記憶が植えつけられた偽物であり、本当の自分はコーヘイゲンの片腕の諜報員ハウザーだったと知る。クエイドは真相を知るため火星に旅立つが、真実を隠匿するコーヘイゲンに命を狙われ……。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  アーノルド・シュワルツネッガーは、マイケル・アイアンサイドが仕事中に絶えず電話をしていることに気づきました。アイアンサイドに要件を聞いたところ、妹が現在ガンで苦しんでいる妹に電話をしている、とのことでした。アーノルドはすぐにマイケルをトレイラーに連れていき、彼の妹と三者で一時間ほど、どういった運動をするべきかということや、どんなものを食べるべきかということを話したのです。アイアンサイドも彼の妹も、シュワルツネッガーの優しさを決して忘れたことはありません。
• 豆知識・トリビア
  本作でのシャロン・ストーンズのローリーの演技を見て、小心者の可愛らしい人物から極悪非道の人物まで演じわける彼女の演技力を評価した監督のポール・バーホーベンは、即座に彼女を『氷の微笑』（1992年）に起用しようとしました。彼は、シャロン・ストーンズは実生活でもそのような感じだ、とも発言しています。
• 豆知識・トリビア
  1970年代、ロナルド・シュセットとダン・オバノンがこの映画の脚本に取りかかったとき、彼らはこの映画が（当時の特撮や予算の基準では）おそらく高価で難しいものになるだろうと悟りました。そこで、オバノン監督は、宇宙船の乗組員を恐怖に陥れる宇宙怪獣を題材に、脚本に取りかかるのを遅らせました。これが『エイリアン』（1979年）です。
• 豆知識・トリビア
  CGIではなくミニチュアエフェクトを大規模に使用した最後のハリウッド大作となりました。また、ハリウッド映画で初めてCGIを使用し（主にX線スキャナーのシーン）、フォトリアリスティックに仕上げた作品でもあります。
• 豆知識・トリビア
  制作中、アーノルド・シュワルツェネッガーとロナルド・シュセット以外は、全員が食中毒で倒れてしまいました。シュワルツェネッガーは、いつも食事をアメリカからケータリングしてもらっていたため、難を逃れました。その3年前、『プレデター』（1987年）の制作中にメキシコで水道水を飲んで体調を崩したことがあるからです。シュセットはというと、歯みがきは沸騰した水かペットボトルの水しか使わず、ビタミンB12の注射を毎週打つことにこだわるなど、極端に健康に気を配っていました。シュセットは、スタッフから馬鹿にされ、自分も病気になったこともあったそうです。