潜水艦の艦長たちが渋かったです。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月9日 17時15分
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総合評価:
4.0
ソ連の原子力潜水艦「レッドオクトーバー」のラミウス艦長をショーン・コネリーが、アメリカの原子力潜水艦「ダラス」のマンキューソ艦長をスコット・グレンが、それぞれタイプの違うけれども熟練された艦長の雰囲気たっぷりで、緊迫した潜水艦での様子を堪能できました。
ストーリーは、CIAの分析官ライアンが中心となって、ラミウス艦長の目的を推理して、自分の考えに従い勇気を持って行動していき、それを確信へと繋げていく所に醍醐味を感じました。
その若いライアンが単身無茶もしつつダラスに乗り込み、堂々とマンキューソ艦長と渡り合うのも見事でした。また、魚雷で追い詰められた時、潜水艦をギリギリまで粘って回避したり、向かってくる魚雷に逆に真正面から突進し、安全装置が解除される前にぶつけて爆発を回避したりと、その操縦方法にも熟練の技が見られて、潜水艦の事に詳しくない私でも十分に楽しめるシーンが沢山あり、また平和的なラストにも満足できました。