嫌がらせ弁当という名前の愛情弁当
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月9日 13時36分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
口をきいてくれない反抗期の娘・双葉へメッセージを込めたキャラ弁を毎日作る母・かおり。双葉のための「嫌がらせ弁当」は完成度が高くて面白くておいしそうで、でも双葉への愛であふれていました。お弁当の内容はストーリーと絡んでいることが多くてユーモアがあり、次はどんなキャラ弁なんだろうと、お弁当のふたが開けられる瞬間が楽しみになっていきます。
かおりから双葉へのメッセージが込められているだけではなくその時その時のかおりの様子をうかがうこともできるお弁当もあって、2人がキャラ弁を通して会話をしているような感じもしました。とても良いストーリーで、実話が基になっていると知り驚きました。
思春期ならではの悩みを抱えている双葉とシングルマザーとして娘たちを育ててきたかおりに思わず涙してしまうシーンもあります。双葉がかおりにどんな態度を取っても、かおりがどんなに忙しくてもお弁当作りは続きました。母親って強いなと思い、ありがたい存在だなと改めて思いました。最後のお弁当はとても感動的です。
イメージワード
- ・楽しい
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