calling youが心地よい
2021年2月25日 21時46分
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総合評価:
2.0
ジャケット買いじゃないけど、ずっと前からこのジャケットが気になって仕方なく、見てみたというところです。どうやら名作と言われる映画のようだというのを後から知った口です。俳優陣で私の知っている人は誰もいませんし、監督も知っている人ではなかったです。
ストーリーは疑心だらけの排他的な地域でのよそ者に対するそっけない扱いから、その人のなりがわかったきて素敵な人間関係になっていくという、まぁごくありふれた内容ですが、主題歌の「Calling you」がこの映画のシーンとマッチしていてすごく臨場感があります。
しかしその一方フラットで特に驚くようなオチもなく、ややもすると淡々と進んでいく内容に眠たくなるという内容ともとれます。私はどちらかと言うと後者の方で所々うつらうつらしたりしていました。
でもジャスミンの手品で周囲の人との距離が縮まってきたりするのを演じてフィルムに収め、それを淡々と見せていくという一貫したやり方が好きな人ならきっと名作になるのでしょうね。私は今までオドオドしながら生活していたジャスミンがブーメランのシーンで楽しそうにしているのを見て、ちょっとほっこりしました。何故ほっこりしたのかはよくわかりませんが、映像の具合といいなんだかノスタルジーを感じたのです。
繰り返しますがこの映画はCalling youあってこその映画だということで現代の映画ではいささか通用しないのではないか?というのが感想ですね。