絶妙な伏線で楽しめました
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月20日 15時13分
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総合評価:
4.0
不慮の事故で盲目となった吉岡里帆が、一生懸命に犯人を追う姿が感動的で、かわいかったです。盲目だと視力以外の感覚が通常の人よりも鋭くなり、それが事件解決に向けて進展していくというのは驚きでした。ところどころにある伏線は違和感がなく、途中から伏線によって推測していた殺人犯人が当たり、うれしかったです。テンポ良い展開と、盲目による不自由さが狂気じみた殺人犯の恐怖を倍増させており、ハラハラする展開が多くて楽しめました。またあっさりと殺される刑事さんの弱さはガッカリしましたが面白くもありました。難点としては、いくつか見られる殺人シーンが非常に怖かったことです。殺される瞬間が演出されていますが、カメラアングル等が絶妙のためかリアリティがあり、恐怖心がありました。子供や殺人シーンが苦手な方は正直なところこの映画を見ない方が良いかもしれません。それ以外の方はかわいい吉岡里帆が見れ、しっかりとしたストーリーも楽しめるのでお薦めしたい映画です。