辛いけれど、有終の美
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月25日 11時09分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
長年ウルヴァリン(ローガン)を演じてきたヒュー・ジャックマンが役を引退するにあたり作られた作品らしく、できが素晴らしい!
シリーズ随一のヴァイオレンス描写がある作品なので、人体破壊がある作品が苦手な人にはあまりお勧めできませんが、ストーリーが秀逸なので何とか見て欲しい…。
私の心に何より刺さったのは、年老いたチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)の描写…。
いつも高貴な育ちゆえに、尊大なところがありながらも、いつも紳士的だったチャールズが、認知症が進行したせいで、怒鳴りつける傲慢な老人に…。
それだけでなく、自らの財産を使ってまで守ろうとしていたミュータントたちが滅んでいくきっかけを作ってしまったのは、チャールズ自身という…。
パトリック・スチュワートの演技力が素晴らしい分、説得力がすごすぎて泣いてしまいました。
もう一つ泣かされたポイントは、逃げる途中で泊めてくれた牧場のご家族のシーン。
チャールズにとって、ほとんど初めて『家族』を感じられたその夜にあんなことになるなんて…。
大号泣した作品でした。
イメージワード
- ・悲しい
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