ネビルの孤独
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月18日 16時46分
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総合評価:
4.0
個人的に非常に好きな映画です。
途中まで、登場人物は主人公のネビルのみ。
一緒にいる愛犬サム以外は意思疎通できる相手は登場しません。
たびたび過去のシーンが登場し、現在の状況との対比となっています。
そういった部分がしっかり書かれているからこそ後半部分が強烈なのでしょう。
「地球最後の男」は3度目の映画化ですが個人的には、この「アイ・アム・レジェンド」が一番好きです。
凶暴化したサムを抱きしめながら息の根を止めるシーンは何度見ても号泣です。
犬好きなのもありますが、サムが死ねば「ひとり」になるネビルの気持ちを考えると切なくなります。
ずっと待っていた「他の人間」に会えても素直に喜べないネビルですが、自分から歩み寄ろうともします。そういう1つ1つのシーンに、ネビルが抱えている孤独が垣間見えるような気がするのです。
研究に没頭することで正気を保っているようにも見えます。
ラストは衝撃的ですが、あの終わりかただからこそタイトルも活きるのかもしれません。
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・勇敢
- ・切ない
- ・かっこいい