検察側の罪人、キャストは豪華なんだけど・・・。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月18日 16時46分
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総合評価:
2.0
キャストには木村拓哉さん、二宮和也さん、松重豊さんなど豪華なメンツが揃っています。
私たちの普通の生活ではあまり垣間見ることもない、ベールに包まれている検察の暗部を描いた作品になっているのですが、ちょっとストーリーに無理があるかな、と思います。
自分が復讐したい男を証拠をねじ曲げて無理やり犯人に仕立て上げるわけですが、ちょっとリアリティに欠けますね。一度暴走が始まると止まらない、止められないという点を加味しても、おいおい・・と思うポイントが複数あります。
また吉高由里子さんと二宮和也さんが結ばれるシーンがあるんですが、果たしてこの描写が必要だったのか??その後、そこから何か進展があるわけでもなく、必然性があったということもなく。
なぜこのシーンを挟む必要があったのだろう?と釈然としないままストーリーが進み、最後までその疑問が解消されることなく終わってしまいます。
二宮さんが検察官として犯人を問い詰める(恫喝するシーン)もちょっとリアルさがないですね。二宮さん自体が好少年のイメージが強く、全く怖くないですし、その二宮さんにビビって海千山千の犯人が震え上がるシーンもあまり共感できず。。
キャストは豪華、さらにタイトルもとても面白そうなのに、ストーリーはいまいち、というのが私の評価ですね。