「話が難しい」名探偵コナンゼロの執行人ヤーナムさんの映画レビュー

名探偵コナンゼロの執行人 Case Closed: Zero the Enforcer

話が難しい

このレビューにはネタバレが含まれています

ヤーナム

2021年7月29日 20時50分役立ち度：0人

総合評価： 1.0

コナン映画のストーリーの複雑さも極まってきましたね。公安警察とか小学生がちゃんと理解できるのでしょうか。そもそもサミットの重要さがわかるのかな？大人でも怪しいのに疑問です。

結局公安が、まぁ一部の人なんですが良い人なのか、悪者なのかが判別つきづらいように感じます。大人向けのサスペンスですが、アクションも満載なので万人にはそれで帳消しにしている部分がありそうです。正直私は話がよくわかっていませんでした。犯人がわかったコナンの洞察も気を緩めている間に特定されていたし、話がブツブツと切れてテンポが悪く、これが最も重要ですが話が頭に入っていきません。

見せ場のアクションも宇宙からの探査機を止めないとカジノタワーがヤバいことになる。しかも蘭がいるという、どんだけ運のない女子なんだといい加減このワンパターンから抜け出してほしいです。
もしかして聴衆は男はつらいよの寅さんシリーズの如く、この定番のパターンを見たくて劇場に足を運んでいるんでしょうか。

しかしすごく危機的状況なのに少年探偵団がドローンを操作して危機回避するのは半ば興醒めでした。少年少女に勇気を持てるようにというコンセプトで作られているのかもですが、公安とかIotテロとか難しいストーリーの中に無理やりアクションを捻じ込んだように見えてとてもいびつな作品になってしまったように感じたのは残念です。

あと些末なことかもしれないけど、この映画では福山雅治の歌がマッチしていなくて、すごく違和感しかなかったのは私だけでしょうか？