大人こそ感動できる
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月9日 15時31分
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総合評価:
4.0
ステイーブンスピルバーグ監督の作品、子供向けに見えて、子供の頃に見るよりも大人になるほどずーと深く感動する。 動物を飼ったことがあればより異種のものへの思いやりに涙する。ETは宇宙人なので気持ち悪いし、怖い未知の生き物のはず。7歳の子供にとっては、そこまでの警戒心がなく未知の生き物を見つけて、部屋に招き入れてしまうんですね。そして、遊んだり能力を見せてもらったりしながら仲良くしていくんです。地球上に残されてしまったETには、人間の科学者らが敵となってやってくるものの、少年はETを守ろうとする。宇宙人はラストは指先で挨拶を交わして宇宙へ無事に帰っていくのです。 この小さな子供とETとの交流と絆に純真なものを感じるのです。映像も時代感が出ていて、より一層神秘的になっています。この作品では大人はメインではないんですが、子供目線で描いているところがファンタジックです。ETを無事に帰すというところに少年の優しさが溢れていると思います。