どのキャラもイマイチだと思ってたのに、最後は大号泣
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月30日 03時21分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
正直冒頭は、見てて気分が良いわけではなかった。
阿部サダヲも蒼井優も、正直どうしようもない。
冒頭の阿部サダヲ、典型的に頭が悪そうなタイプで
これは蒼井優が正論を振りかざすのか、ヒロインなのか、と思うと、性格も口も悪すぎる。本当にどうしようもなく友達になりたくない役柄。
しかしながら途中から阿部サダヲは蒼井優を追っかけ回す。
これが本当に奇妙でもう救いようがなくなってくる。
サスペンスっぽさと不気味さを帯びてくる本作では
【阿部サダヲ、これこのままだと人殺すんちゃうか】と思ったほどにある意味不気味で不器用だ。
しかしラストシーンになると、今年一番ではないかと思うぐらいに、泣いていた。
次の日に目が腫れるほど泣いていた。私だけだろうか。
ここでは具体的には書かないが、どのキャラクターもどうしようもない中で、最後の最後で、泣かされた。
そして振り返れば、自分だってどうしようもないキャラクターと重なる点が全くないわけではないのではないか。
名前はあげないが最後に私を泣かせた人物のように曇らない思いで人と接することができているだろうか。
こんなに人の心を動かすような接し方をできてるだろうか、そんなことを考えさせられ、しばらくボーッとしてしまう。そんな映画だった。
イメージワード
- ・悲しい
- ・泣ける
- ・不気味
- ・絶望的
- ・勇敢
- ・切ない