エグくて苦しい描写も…
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年3月1日 13時08分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
この物語に登場する人物は全員抱えている問題が深刻で、その分痛みも深いように感じます
小林且弥さん演じる兄貴分の劉輝がボロボロに血だらけに傷だらけになるシーンがありますが本当にリアルな血糊で見ていて苦しいですし目を背けたくなります
劉輝があれだけの暴力を振られ、あのような思いをしなければならなかったことそれが原因で下半身不随になってしまったこと、どうしても納得できません
悲しくて仕方ありません
この時の映像もあまり見たことのない演出の映像のように感じました
そして劉輝が一滴の涙を流すことによりその痛みが身体を通して感じられるほどです
小林さんのがあのシーンで涙を流す演技をされなければそこにあれだけのリアリティーが生まれなかったのではないでしょうか。
この作品の中で最も存在感のあるお芝居をされたのも印象的なお芝居をされたのも小林さんだと思います
精神的、肉体的な生きづらさを感じている人にとって
少しでも共感できる作品だと思います
前向きな要素も少しだけ入れてほしかったと正直
思ってしまったのも事実です。