手紙を通じて幻想的な世界を演出してます
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月20日 16時56分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
手紙を通して、過去と未来をつなぐという世界が幻想的でした。特に現在で犯罪者の3人組が逃亡しているシーンは、背景がノスタルジックな印象を受け、内容にのめりこんでいきました。この犯罪者は、過去の人と手紙をやりあう中で気持ちの変化が生じ、罪に対する懺悔の気持ちを持ち、更生されていくのが予想外の展開でした。この映画を見て、私もナミヤ雑貨店に手紙を送り、悩みを相談したいなという気持ちになり、心暖まるストーリーで、満足感でいっぱいの気持ちになりました。犯罪者に襲われた女性は、実は過去にナミヤ雑貨店に手紙を投函し、犯罪者が返信をすることで成功者になり、成功者になった結果として襲われたという展開が、頭を混乱させましたがしっかりとしたストーリーで、原作が東野圭吾ということで納得しました。東野圭吾の小説に登場する女性は悪魔のような女性が多いですが、この映画の女性はそんなことはなく、むしろピュアな心の女性でした。ノスタルジックな気持ちに浸りたい方にはお薦めしたい映画です。