ササビで一人牧場を営むパット(R・スコット)は、種牛を手に入れるため、かつての雇い主のいる町まで行く途中の駅に立ち寄る。そこでは、ハンクと息子のジェフが二人で暮らしていた。ジェフに頼まれたキャンディーは買えたもののパットは自分の馬を賭けての勝負に負け、鞍だけを背負い、牧場までの帰途に着く。途中、鉱山主の行き遅れた娘、ドレッタ(M・オサリヴァン)と結婚したウィラードが仕立てた馬車に乗り込むが、駅にはハンクもジェフの姿もなかった。様子をうかがっていると三人の男が姿を現し、御者を撃ち殺してしまう。アッシャー(R・ブーン)をリーダーとする男たちは、ハンクとジェフを殺して井戸に投げ込み、5時に着く定期便を待ち伏せしていたのだった。ウィラードは、自分の妻が富豪の娘であることを告げ、身代金を払うと命乞いをする。アッシャーは部下の一人ビリーをつけ、ウィラードを町に向かわせる。やがて戻ってきたウィラードは、ドレッタの父親との取引が成立したと伝える。アッシャーはウィラードに戻るかそれともここに残るかを選ばせる。ドレッタに会おうともせず、馬に乗ったウィラードは、後ろからアッシャーの部下チンクに撃たれてしまう。目の前で夫を殺されたドレッタを、パットは協力して逃げ出すチャンスを待つんだ、と力づける。そして、アッシャーが身代金の受渡しに出かけ、ビリーも後を追った隙にパットはチンクと対峙する。
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