ディア・ハンターの豆知識・失敗談

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  ディア・ハンター

  1979年3月17日 上映 / アメリカ / 184分

  4.2/5.0

  3件

  ペンシルベニア州で育ったマイケル、ニック、スティーヴンは、鹿狩りを楽しむ普通の若者であった。3人は戦況が悪化する一方の北ベトナムへと召集され、前線に放り出された。そこで偶然再会した3人はベトコンの捕虜となり、賭けの対象として実弾入りのロシアンルーレットを強制される。辛くも生き延びた3人だったが、お互い行方がわからないまま時は過ぎる。その後マイケルは、陸軍病院にいたスティーヴンから、ニックがベトナムで生きているという情報を得る。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  共同脚本と監督のマイケル・チミノは、クリストファー・ウォーケンにロバート・デ・ニーロの顔に唾を吐くように説得しました。ウォーケンが実際にそれをやったとき、デ・ニーロはその反応からもわかるように、完全にショックを受けました。実際、デ・ニーロは激怒し、撮影現場を離れそうになりました。チミノ監督は後にウォーケンについて、「彼は勇気がある！」と言っています。
• 豆知識・トリビア
  撮影開始時、ジョン・カザールは肺癌で非常に弱っており、そのため彼のシーンはすべて最初に撮影されました。マイケル・チミノはカゼールが癌で死期が近いことを最初から知っていましたが、スタジオ側は知りませんでした。それを知ったスタジオ側は、カゼールの代役を立てようとしました。それを知ったメリル・ストリープは、代役を立てるなら辞めると脅しました。カザールは、撮影が終わった直後の1978年3月に亡くなり、完成した映画を見ることはありませんでした。
• 豆知識・トリビア
  ロシアンルーレットのシーンでのビンタは100％本物でした。役者たちは常にビンタされることで非常に興奮し、当然ながらシーンの臨場感は増しました。
• 豆知識・トリビア
  川にはまったスティーブンが「マイケル、ここにネズミがいるぞ、マイケル」と叫んでいるシーンは、川周辺にはびこるネズミを恐れて、ジョン・サヴェッジがマイケル・チミノに怒鳴ったものだそうです。彼は、ネズミが怖いので、監督に自分を水から引き上げてくれと叫んでいたのです。それがリアルに見えたので、そのままにしました。
• 豆知識・トリビア
  ジョン・カザールが保険に加入できないと判断され、スタジオはその代役を求めました。ロバート・デ・ニーロが保険費用を出しましたがカザールは撮影終了後まもなく死亡しました。
• 豆知識・トリビア
  マイケル・チミノ監督によると、マイケルがスタンレーに即席のロシアンルーレットを仕掛けるシーンで、ロバート・デ・ニーロは状況を盛り上げるためにリボルバーに実弾を入れることを要求したそうです。ジョン・カザールは抵抗することなく同意しましたが、テイクを重ねるたびに、次に実弾が薬室にないことを確認するため、執拗に銃を再チェックしたそうです。